運針のおはなし

2021/01/07

運針のはなし その1

運針は針に糸を通し、布をなみ縫いしていく針の運び方のことです。
着物の直線縫いをするときに使います。
普段着の着物は何度か着て汚れたり擦れたりすると、洗い張りをして何度も仕立て直しをしていました。生地や柄によっては、左右や上下、裏表を変えることができ、洗い張りのたびに新しい着物に生まれ変わります。
着物はたくさんの縦縫いでできていますが、なみ縫いは早く縫うことができ、なおかつほどきやすいのです。

着物の端の始末は、みみぐけ、三つ折りぐけ、本ぐけといって、くけて始末します。

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