和裁のものさしは竹製のものを使います。 両目と言って、両側に同じように1分の目盛りが書いてあります。 私は尺ざしを使っていましたので、2尺ざしと1尺ざしと、細かなところに20センチざしを使っていました。 印をつけるときに […]

着物を仕立てるときは、反物を寸法でパタパタと折って見積り、決まると握りばさみで耳に切り込みを入れます。 その部分の横糸を抜いて布目を通し、そこを裁ちばさみでまっすぐ裁ちます。 ただまっすぐ裁つだけですが、その人の癖がつき […]

和裁士にとってはさみもとても大事な道具です。 ただ糸を切るだけの握りばさみ（糸きりばさみ）も、切れ味のいいものを選んで使います。 私はナス印の握りばさみを使っていました。 糸の切り口が鋭いと、針に糸を通す時間も短縮できま […]

運針をするとき、布をぴんと張って持った左手を大きく上下に動かします。 右手の針を刺しては親指と人差し指で布をたぐっていく動きと連動させるのですが、左手を大きく上下させることで、針が布に垂直に刺さります。 これは糸が流れな […]

運針は針に糸を通し、布をなみ縫いしていく針の運び方のことです。 着物の直線縫いをするときに使います。 普段着の着物は何度か着て汚れたり擦れたりすると、洗い張りをして何度も仕立て直しをしていました。生地や柄によっては、左右 […]

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