運針のおはなし

2021/01/07

ものさしのはなし

和裁のものさしは竹製のものを使います。
両目と言って、両側に同じように1分の目盛りが書いてあります。
私は尺ざしを使っていましたので、2尺ざしと1尺ざしと、細かなところに20センチざしを使っていました。
印をつけるときに電気釜で熱した鉄のこてやへらを使うので、溶けてしまうプラスチックの定規は絶対に使いません。
また、さびも厳禁なので金ざしも使いません。

お客様がセンチで注文をくださるときもあるので、換算表を使って尺に直していました。
和裁の鯨尺の1尺は37.88センチですので、1寸は3.788センチです。
そういえば、一寸法師ってお椀のお船に箸の櫂でしたね。

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